2018年 10月 23日
ビルケンストック |
この2ヶ月ほど、足に合う靴を求めて、いくつも買ってしまった。
ある日、エレガントな靴を揃えている店で店員にズバリ、「あなたの足は扁平足のきわまり。これじゃあ、どんな靴も履きつぶしてしまう」と率直なご意見をいただいた。
「あー、なるほど。それで合点がいくわ」と思った。
子供の頃から母に、「買ったばかりの靴でも、あんたが履くと、すぐに潰れる」と嘆かれて、そう言われてもどうして良いか解らず、途方にくれたものだった。
母が履いていた靴は、永遠に新品のようで、いくつかは今もわたしの靴箱収まっている。
この店員の歯に衣を着せぬ物言いに、気を悪くするどころか、感謝の気持ちを覚えて、思わず買ってしまったのが、上の写真の右上のスエードローファー。メーカーはポールグリーン。
もう一足、やはりポールグリーンのフラットバレーシューズ的な靴も買ってしまった。
両方とも季節終わりのセール品でもないのに、買ってしまったのは、店員に催眠術をかけられたからとしか思えない。
店では足にぴったりで「ラッキー」と喜んだのに、帰宅して試したら、両方ともやっぱりきつ買った。扁平足で幅広の足には、ほっそりしたローファーは合わない。
もう一つのバレリーナシューズも同じ。
おまけに、前から持っていて、痛くて履けなかったベージュのローファーを見たら、これもポールグリーンと書いてあるではないか。このメーカーのことは意識したことがなかったから。
でも今、日本のネットショップを見てみたら、ポールグリーンの靴って、日本ではお高いのね。倍以上のお値段。うー、得したのかな。
しばらくして、娘が泊まりにきたので、彼女にこのきついバレリーナシューズの方は無理やり押し付けた。
そして、娘と一緒に、またまた靴屋めぐりに出かけた。
娘が希望するエコー(ecco、エッコと読んだ方が近いと思うんだけど)の靴を探しているうちに、娘のだけでなく、私のまでも買ってしまった。
それが写真の左下。娘によると、これはゴアテックスだから、雨に強いんだそうだ(そんなもん、知らなかった)。
これも、店員の指示に素直に従って、サイズ36(つまりは23cm)を買い、家に戻って再度試したら、やっぱりきつめ。
そして、先週まで出かけていたリッサボン(リスボン)で、あまりの足の痛さ(メフィストの靴なら大丈夫と思って履いていったけれど、足にすぐに水ぶくれが発生)に耐えられず、市街地に並ぶスニーカー屋で、すっごく軽い部屋ばきのようなダサい靴(下の写真の右下)を買った。背に腹はかえられぬ。
合成繊維でできているようで、軽くて柔らかくて、スポンジに乗っているように軽々と歩けた。メーカー不明。
「誰も君の足元なんて見ないよ」と言う連れの冷たい助言で、買ったけれど、これは正解かも。
そして、今日、またも気まぐれで革のスニーカーを買ってしまった。
ビルケンシュトックを買ったのは初めて。ビルケンシュトックの店が当市にあるのも気がつかなかった。何しろ、当市はやたらに靴屋が多いから。
中に暖かいフェルトの靴底?を一枚、敷いたら、ちょうど良くなった。
この靴を履いて、日本に行こうっと。
もうこれで靴は一生、買わないぞ。きっと、きっと。
by Solar18
| 2018-10-23 02:12
| 日常生活
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