2018年 11月 17日
ドイツで食べる日本のナスとひよこ豆入りインドのカレー |
いつも行くスーパーマーケットチェーンで今年の夏は、「日本ナス」という名がついた長いナスが売り出された。
こちらで普段、売られているのは、米ナス、でっかくて皮が厚いナスだけ。
日本のような柔らかくて小さいナスは、特殊な地元の農家がたまーに作るだけ。
だから、この長いナスは、まさに高級品、デリカテッセンとして売り出され、お値段も「たかが」ナスに支払う気にはなれないほどの高さで、買ったことはなかった。
もちろん国産なんかではなくて、スペイン産だから農薬が散々振りまかれ、奴隷のように働かされる難民の手で栽培された可能性がとても高い。
それが、季節外れでもう売れなくなったのか、今週は半値で売り出されたので、興味本位で買って見た。
スペインのヴァレンシア産だって。
オリーヴ油で焼いて見たら、皮も果肉もやわらかくて、まあ美味しかった。
それで、これをカレーに付け合わせることにした。
私がここ数年、インドのカレーを作るときには必ず使うレシピは、これ。
まるで魔法のように簡単にできるのに、一番美味しい。
日本でレストランを経営しているインド人のレシピ。
市販のルーなどはなくても、というか、ルーがないおかげで、インドで食べたカレーのようになる。
肉も使わなず、コンソメの素みたいなのも使わないのに、リッチな味になるのが不思議。
クミン、ターメリック、コリアンダー種、マサラ、カイエンヌなどのスパイスを炒めて(これが大事らしい)、
ニンニク、生姜、玉ねぎを炒めて、トマト水煮を炒めると、カレーのベースが出来上がり。
これにスープ、生クリームを加えて煮て、ホウレン草のピュレ〜やひよこ豆の水煮を加える。
今回は出汁用チキンでとったスープを加えたので、味がもっと複雑になって、ことさら美味しかった。
ほうれん草の代わりに、ちょうど残っていたちりめんキャベツを入れたのも間違いではなかった。日本ナスのソテーとも合っていた。
それにしても、北インドで食べた、巷の食堂のカレー(一食100円もしなかったはず)は肉を一切つかっていないのに、なんであんなに美味しくて、しかも色々なバリエーションがあるのだろう。いまだに謎は解けていない。
このレシピを使うたびに、そう思う。
by Solar18
| 2018-11-17 00:50
| 料理・パン・ケーキ
|
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Comments(4)
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Monuca at 2018-11-17 03:28
長細いおナス、初めて見ました。
私の所には売られてないです。
レシピみましたけど、いい感じに仕上がりますね。
我が家も市販のルーは使わずにいつも作ってます。
市販のルーを使うより、格別に味が違いますよね。^^
そういえば、私の住んでいる所も今年、難民がどば〜っと入ってきて、治安の良い地域だったのに、受け入れた事によって騒がしくなりました。
これから街がどのように変ってしまうのかという感じです。
私の所には売られてないです。
レシピみましたけど、いい感じに仕上がりますね。
我が家も市販のルーは使わずにいつも作ってます。
市販のルーを使うより、格別に味が違いますよね。^^
そういえば、私の住んでいる所も今年、難民がどば〜っと入ってきて、治安の良い地域だったのに、受け入れた事によって騒がしくなりました。
これから街がどのように変ってしまうのかという感じです。
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Solar18 at 2018-11-17 18:39
> Monucaさん
このナス、今年初めて店頭に出されたようです(私の記憶では)。
カレールーは子供の頃から父が「うどん粉っぽくなる」と、使用を禁止していたので、馴染みが薄いです。
難民の影響、私自身はほとんど皆無です。まあ、住んでいる地区によって、状況がいろいろのようですが。周りの多くの市民がいろいろな形で助けているのには、感心させられます。
私自身や娘もこちらでは「移民者」ですから、外国人差別の傾向が今後、ますますひどくなることが怖いです。
このナス、今年初めて店頭に出されたようです(私の記憶では)。
カレールーは子供の頃から父が「うどん粉っぽくなる」と、使用を禁止していたので、馴染みが薄いです。
難民の影響、私自身はほとんど皆無です。まあ、住んでいる地区によって、状況がいろいろのようですが。周りの多くの市民がいろいろな形で助けているのには、感心させられます。
私自身や娘もこちらでは「移民者」ですから、外国人差別の傾向が今後、ますますひどくなることが怖いです。
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フフ
at 2018-11-19 06:08
x
日本ナス、おいしそうですね。
昨日、友人のフィエスタで食べたラザニアには、普通の皮の代わりに米ナスの薄切りを焼いたものが使われていました。あとは野菜とチーズで、なんとも美味。南イタリアのレシピだそうです。
本来はナスが大好きでしたが(芋、カボチャだけではありません!)、当地のナスはあまりにも大味で、あまり食べる気がしなかった。でも、これからはラザニアに使ってみようと思います。
昨日、友人のフィエスタで食べたラザニアには、普通の皮の代わりに米ナスの薄切りを焼いたものが使われていました。あとは野菜とチーズで、なんとも美味。南イタリアのレシピだそうです。
本来はナスが大好きでしたが(芋、カボチャだけではありません!)、当地のナスはあまりにも大味で、あまり食べる気がしなかった。でも、これからはラザニアに使ってみようと思います。
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Solar18 at 2018-11-19 22:33
> フフさん
ああ、ありますね。ナスのラザニア。ナスはトマトソースやチーズと合うからね。ズッキーニをラザニア生地の代わりにしても、良いみたいですよ。
そちらのナスも大味ですか! あ、そう言えば、ドイツはカボチャを輸入する必要がないのよ。余るほど栽培されてるから。だから、ホクホクカボチャはないの。
ああ、ありますね。ナスのラザニア。ナスはトマトソースやチーズと合うからね。ズッキーニをラザニア生地の代わりにしても、良いみたいですよ。
そちらのナスも大味ですか! あ、そう言えば、ドイツはカボチャを輸入する必要がないのよ。余るほど栽培されてるから。だから、ホクホクカボチャはないの。