2019年 10月 04日
結婚相手の条件の一つは、、、 |
今はもう秋。
マルメロの季節だ。
娘夫の義父さんが、今年も庭で採れたマルメロを3キロも持ってきてくれた。
ありがたい、ありがたい。
先日、前回書いたウオシュレットを取り付けてくれた職人さんによると、
マルメロはもう流行らないんだそうだ。
生では食べられない(エグくて硬くて酸っぱい)し、
ジャムやコンポートにするために長く煮なければならないかららしい。
いつものように、皮ごと切って煮て、煮汁とジェリーシュガーでジェリージャムを作り、
「かす」である果肉をミキサーにかけてから砂糖と煮て、天板にのばして、
二日間かけてオーヴンで乾かして、
のし梅のような食感のマルメロ菓子を作った。
作りながらふと思った。
娘は良い姑と舅を持って幸せだと。
いや、娘よりも、私が幸せなのかもしれない。
娘の義母義父さんとは、とても話が合う。
共通の孫についてだけでなく、政治や歴史や本について語り合うことも多い。
義母さんとは、本の貸し借りやプレゼントをするのが楽しみ。
面白かった本があると、義母さんに電話をかけて
「読み終わったら送るから、同じ本を買わないで」などと
気軽に言うことができる。
それで思ったのだ。
結婚相手とか人生のパートナーとか、
つまり長く一緒に生きていこうとする相手を決めるときには、
相手の両親がどういう人かという点も重要なのではないかと。
相手の両親と長く付き合っていけるかどうかという点。
全然、ロマンチックじゃないけどね。
カップルが出来上がったばかりの初期は、そんなことはどうでもよくて
ひたすら情熱や恋心が支配するだろうけれど、
何年も一緒に暮らすというのは、それだけでは難しい。
たとえ同居しなくても、お互いの舅をや姑と良い関係が築ければ、
生活は平和で楽しくなるだろう。
私自身は義父母さんに恵まれていた。
元夫の両親、特に夫の母親は子供のために身を粉にして
生きてきたような人だった。
自分自身は姑に散々いじめられたのに、
自分の子供達の配偶者にはとても優しくて、
口出しや指図などは全くしない、理想的なお義母さんだった。
長く同居はしなかったけれど、
家が建つまでの間、しばらく義父母さんの家に居候したことがある。
私が出産後間もなく、再び大学に通いだしたときには、子守をしてくれ、
「赤ん坊がいるくせに、大学に行くなど身勝手だ」
などと言われたことは、一度もなかった。
私が勝手に日本を飛び出して、こちらにきた時も、
嫁の私を責めるよりも前に、自分の息子の落ち度のせいで、
私が出て行ったのだと解釈してくれた。
だから離婚後も、日本に出かけた折には、
(元夫と一緒に)気軽に義父母さんを訪問することができた。
昨日、相棒に「パートナー選びには相手の親がどういう人かも
決め手になる」と言ったら、「そうだ、そうだ」と同意された。
彼がかつての妻と離婚した理由の一つは、
元妻の母親と諍いが絶えなかったことにあったから、よくわかるらしい。
人と人が一緒に暮らすというのは、大変なことだ。
人生とは、二人だけで生きるわけではないからね。
by Solar18
| 2019-10-04 23:55
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Comments(7)
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saheizi-inokori at 2019-10-05 06:23
つくづくそう思います。
もつとあちらの両親とお付き合いをするのだったと。
もつとあちらの両親とお付き合いをするのだったと。
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kazematic-night at 2019-10-05 06:45
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Solar18 at 2019-10-05 17:31
> saheizi-inokoriさん
無理にお付き合いする必要もないのかもしれませんが、たまたま住んでいる所が近くて、理解もし会えるのなら、友達のような関係で交流するのは理想的だと思います。
息子の妻のご両親(東京)とは、いまだに会ったことはないまま年月が過ぎてしまいました。別に嫌悪な関係なわけではなくて、知り合うきっかけがなかっただけです。これも縁なのかもしれません。
無理にお付き合いする必要もないのかもしれませんが、たまたま住んでいる所が近くて、理解もし会えるのなら、友達のような関係で交流するのは理想的だと思います。
息子の妻のご両親(東京)とは、いまだに会ったことはないまま年月が過ぎてしまいました。別に嫌悪な関係なわけではなくて、知り合うきっかけがなかっただけです。これも縁なのかもしれません。
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Solar18 at 2019-10-05 17:36
> kazematic-nightさん
「親子になる」とまで考えると、怖くなりますが、長く付き合っていくことを考えると、相手の親との関係は見過ごすことのできない要因だと、今頃になってハタと気がつきました。
上にも書いたように、息子の義父母さんとは会ったことはないのですが、息子自体は付かず離れずの距離をとって交流しているようなので、安心しています。
「親子になる」とまで考えると、怖くなりますが、長く付き合っていくことを考えると、相手の親との関係は見過ごすことのできない要因だと、今頃になってハタと気がつきました。
上にも書いたように、息子の義父母さんとは会ったことはないのですが、息子自体は付かず離れずの距離をとって交流しているようなので、安心しています。
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at 2019-10-12 22:29
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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Solar18 at 2019-10-15 04:16
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Solar18 at 2019-10-15 04:16